2020-05-18 第201回国会 参議院 決算委員会 第5号
こちらの芸術祭は、昨年、文化庁の文化資源活用事業にて一たび採択が決定したものの、開幕直後から「表現の不自由展・その後」に関する電凸が起こり、僅か三日で中止、たった一か月で一万件以上のクレームが寄せられ、逮捕者まで出しております。また、共に出資者である愛知県知事と名古屋市長が激しく衝突し、新聞を始めとするメディア間の対立も記憶に新しいところでございます。
こちらの芸術祭は、昨年、文化庁の文化資源活用事業にて一たび採択が決定したものの、開幕直後から「表現の不自由展・その後」に関する電凸が起こり、僅か三日で中止、たった一か月で一万件以上のクレームが寄せられ、逮捕者まで出しております。また、共に出資者である愛知県知事と名古屋市長が激しく衝突し、新聞を始めとするメディア間の対立も記憶に新しいところでございます。
たった一か月で一万件を超えるクレームが殺到し、逮捕者まで出ましたこのあいちトリエンナーレでございますが、物議を醸して一時展示が中止となったのは、「表現の不自由展・その後」という展示でございます。
あいちトリエンナーレ、「表現の不自由展・その後」をめぐる政治介入。文化庁の補助金が一旦採択されていたにもかかわらず、菅義偉官房長官が、審査時点では具体的な展示内容の記載はなかったことから、補助金交付の決定に当たっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したいと述べ、文部科学大臣も同じような発言をし、結局、補助金の全額不交付が決定をされました。
あいちトリエンナーレ、表現の不自由展・その後をめぐって様々な意見が噴出しているわけですけれども、SNSなどでは、そもそも芸術に公金を出すこと自体がおかしいなどと、国や地方公共団体が文化芸術を支援、助成すること自体に対する批判の声まであります。
○初鹿委員 補助金の交付の申請に、こういうことがあったら補助金交付はできませんよということの中にああいう表現の不自由展のようなものがあって、それが脅迫などで開催できなくなったような、そういう事例によって交付できなくなるようなことは一切書いていないですよね。
無事にあいちトリエンナーレは不自由展も再開し、閉幕していると。政府内で再考する条件は十分だと思います。 是非、こういった、世界中の文化行政、世界に、日本はテロに屈した、脅迫に屈した、政府が表現の自由に介入したと、日本がアニメも含めて文化に対しては非常に世界の評価が高いのに、こういったことで傷が付く、そして芸術家にも萎縮効果が出る、こういったことに対しては非常に抵抗があります。
これ、実は、現場は表現の不自由展をもう一回やり直して、そして、実は全部無事に十四日に終わっています。 私、提案します。もう一度この不交付決定を撤回を再検討するべきだと思います。実際には、現実にはもうその不自由展はやられて、無事に開催して終わっているんですね。
○福山哲郎君 官房長官、発言された時点で、官房長官は、話題になっていた平和の少女像以外にどのような作品が出品され、表現の不自由展以外のたくさんの作家があいちトリエンナーレに出品されていることは御存じでしたか。